結晶系太陽電池
中国の太陽電池メーカーが採用している製造方法は、結晶系だけなのですが、金属シリコンと言われる原料に依存することになり、太陽光発電の需要が高まることによって、世界の金属シリコンの需給は極度に逼迫しましたが、太陽電池メーカーにとってはシリコンの需給動向は極めて重要で、薄膜技術を持たない中国は死活問題となります。
また、高純度のシリコンを生成するのは簡単な事ではなく、その技術は一朝一夕というように短期間では取得できないと言われているので、世界のシリコンを保有している大手に依存することになるのですが、ITバブル時代に過剰に投資して苦しんだ経験を持っているシリコンメーカーは、需要を確認しながら設備投資を実施しています。
その一方で、100社を超える事業者たちがシリコン生産事業への参入を進めているとも言われており、参入する企業がどのくらいの信頼性のある製品を市場に送り込むことが出来るのかがポイントになってくるでしょう。
低コストで1生産が可能となる冶金法が注目され始めており、技術による参入を企てている会社も多く、日本のJFE鉄鋼メーカーやアメリカのコーニング社が代表的です。
これまで申し上げたように、中国政府のシリコン製造国産化にかける意気込みは強く、参入している事業者も多くあり、米国市場で上場したLDKソーラー社などがそうなのですが、ソーラーグレードとはいっても、高純度を実現するのは難しいのです。
実際に中国産のシリコンを使用した結果、低効率の太陽電池を量産してしまい、苦境に陥ってしまったメーカーは少なくありませんし、ティナソーラーは既に断念しています。
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